こんな遅い時間で申し訳ない。
ここ何日か雨が続き、昨日から一段と激しい雨でした。
当然、屋外飼育槽の水も溢れそうになりつつ…なんとか溢れずに済みました。
さて、今日は昔家にいたペットを紹介しましょう。
実はかなり昔、犬を飼っていました。
ポメラニアン。
家の人が知り合いから譲り受けた犬。
小さい頃から家に来て、途中2回ほど病気になりつつも13年、生きた犬でした。
雄犬で、名前は「ケント」。
素直な良い犬でした。
なかでも好物だったのが、トマトの皮。
台所でトマトを切っていると、においを嗅ぎつけてものすごい催促。
皮を一枚与えると、それを座布団の上までくわえて歩き、そこで座って食べる…このあたりは、その性格が現れていたと思う。
で、13年生きた間には当然仲間も増えたり減ったりしたワケで。
末っ子が小学生の頃に拾ってきたシャム猫、ホントに生まれたばかりの子猫だった。
上の写真は、大人になった頃のだけど…猫ってすぐに大きくなるんだよね。
名前は「グレ」、毛並みがグレーだったから。
だけどこの猫は1年しか家にいなかった。
翌年の春に夜遊びしに家を出たまま、還らなかった。
ほんの十数メートル歩けば家に戻ってこれる場所で、違う世界にいっちゃった…。
もっと一緒にいたかったなぁ。
遊ぶ機会も少なくて、大人になったと思ったら、彼は夜遊びに興じるようになったしね。
そして、ケントはまた1匹になってしまった。
その後、家のマスコット的キャラを担っていたケントだけど…ある夜床にへたり込むように倒れてしまった。
家に来て11年目の秋だった。
動物病院に連れて行くと、酸素をとりこめない病気になってしまったらしい。
いや正確には、酸素を体中に循環できない病気…血液の病気だった。
この時は何度も病院に通い、治療をしてなんとか治った。
うちの親父が大好きだったケント。
この写真で寝床にしているジャケットも親父のもの。
こうして見ると、なんだか寝てる写真ばかりみたいだなぁ。
12年目の冬にまた発病…、今度はもう完全にダメだった。
両目が見えなくなり、体は曲がり…関節は固まってしまって、寝たきりに。
それでも1年は生き延びた。
昼間寝て、夜中に泣き喚く有様。
親父がずっと看病していた。
13年目の12月。
僕の誕生日の2日前にケントは死んだ。
僕が会社から帰って居間に入ると、タオルで作った寝床から這い出して息絶えたケントがいた。
ケントは一番家族を和ませてくれたペットだった。
だからかな、親父はペット霊園に連れて行った。
ケントの思い出でよく覚えているのは、日曜の朝 親父が冗談で「おい、ケント! お兄ちゃんを起して来い!!」と号令をかけたら、ケントが階段を駆け上がり僕の部屋のドアを激しくひっかいた事。
その音で目覚めたくらいだからね。
ケントは嬉しそうな顔をいつもしていたなぁ。
今ではケントが大好きだった親父も、倒れて動けない状態。
たぶん家でケントと早く会えるのは、親父…だと思う。
しばらくはケントの雰囲気も家に残っていたんだけどね。
今は感じる事すらないなぁ。
もしかすると、ずっと親父のベッドの傍にいるのかもしれないな。
見守っているとは思うよ。
ケント、君と出会えた事は僕にとって色んな事を教えてもらえたと思ってるんだけど、ケントにとってはどうだったのかな?
家の中で唯一のケンカ相手だった僕の事を、どう思ってた?
今度、また会えたらいいな、おまえみたいな奴に。
また一緒に百谷を歩こう。



